【Netflix】’20年の話題作は「愛の不時着」。韓国ドラマ視聴昨年比6倍

Netflixは14日、2020年に配信した作品のなかで、日本でもっとも多い日数で総合TOP10入りした作品や、配信直後から勢いのあった作品のジャンル別トップ10を発表した。話題作の1位は韓国ドラマ「愛の不時着」だった。

2020年に配信された作品のなかで、Netflixの「総合TOP10(日本)」にもっとも多い日数入った作品は、国内ではNetflixが独占配信している韓国ドラマ「愛の不時着」。韓国の若き女性起業家と北朝鮮の軍人とのドラマティックな恋愛模様を描きつつ、コメディ、アクション、サスペンスの要素も含んだ脚本と映像が、多くのNetflixユーザーの心を掴んだ。

また「梨泰院クラス」が2位、「サイコだけど大丈夫」が6位を獲得するなど、Netflix独占配信の韓国ドラマが上位にランクイン。Netflixによれば、日本におけるNetflix上での韓国ドラマ視聴は、昨年比で6倍以上に成長したといい、「韓流ファンの裾野がさらに広がった1年だったと伺えます」という。

4位には「ハイキュー!!」、5位には「炎炎ノ消防隊」が入るなど、人気漫画原作のアニメ作品も上位に。2020年いっぱいで活動休止する人気アイドルグループ、嵐をリアルタイムで追ったドキュメンタリー「ARASHI’s Diary -Voyage-」も7位にランクインした。

■世界のNetflixアニメ視聴時間が約2倍に。全世界1億世帯以上が再生

今年配信されたアニメ作品のうち、配信直後からもっとも視聴に勢いのあった作品は、小松左京原作の小説を初めてアニメ化した「日本沈没2020」。Netflixは「災害による二次被害や集団パニックの表現は日本人がこれまでに向き合ってきた時代そのもので、生命や希望を感じさせる物語に心を打たれた視聴者も多いのではないでしょうか」と分析している。

2位は10月に配信開始されたばかりの「呪術廻戦」が入ったほか、3位は劇場公開が延期され、Netflixで世界独占配信された「泣きたい私は猫をかぶる」が獲得。以降、「『バキ』大擂台賽編」、「攻殻機動隊 SAC_2045」がトップ5につけた。

1992年放送のテレビアニメ「今日から俺は!!」もトップ10入りを果たし、実写版から参入したファンからの人気も伺える結果となっている。

Netflixによれば、日本におけるNetflix上でのアニメとドキュメンタリー視聴時間は2倍になったほか、アメリカ、ブラジル、メキシコ、イギリス、フランス、オーストラリア、韓国などでもアニメ視聴時間が約2倍に成長。年間で全世界1億以上の世帯がNetflixでアニメを再生したとのこと。

そのほか、日本でもっとも勢いのあった韓国ドラマは、才色兼備な秘書と財閥の御曹司による恋愛模様がテンポよく描かれる、王道のラブコメ作品「キム秘書はいったい、なぜ？」、ドキュメンタリーでは12月31日で活動休止に入る嵐の「ARASHI’s Diary -Voyage-」が1位だった。

各ランキングのトップ10は、次のとおり。

■2020年 日本でもっとも話題になった作品 TOP10

1位「愛の不時着」
2位「梨泰院クラス」
3位「テラスハウス: Tokyo 2019-2020」
4位「ハイキュー!!」
5位「炎炎ノ消防隊」
6位「サイコだけど大丈夫」
7位「ARASHI’s Diary -Voyage-」
8位「青春の記録」
9位「キム秘書はいったい、なぜ?」
10位「痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。」

■2020年 日本でもっとも勢いのあったアニメ TOP10

1位「日本沈没2020」
2位「呪術廻戦」
3位「泣きたい私は猫をかぶる」
4位「『バキ』大擂台賽編」
5位「攻殻機動隊 SAC_2045」
6位「炎炎ノ消防隊」シーズン2
7位「Great Pretender」シーズン1
8位「僕のヒーローアカデミア」シーズン4
9位「今日から俺は!!」
10位「Re:ゼロから始める異世界生活 新編集版」シーズン2

■2020年 日本でもっとも勢いのあった韓国ドラマTOP10

1位「キム秘書はいったい、なぜ?」
2位「私のIDはカンナム美人」
3位「青春の記録」
4位「梨泰院クラス」
5位「サイコだけど大丈夫」
6位「スタートアップ: 夢の扉」
7位「ザ・キング: 永遠の君主」
8位「サンガプ屋台」
9位「愛の不時着」
10位「ハイバイ、ママ!」