【テレ東】新ドラマは漫画原作の作品多数　「セクシー田中さん」問題受け「お互いの理解と納得のもと」

テレビ東京
　テレビ東京の4月編成説明会が11日、東京・六本木の同局で行われ、新ドラマの詳細を発表した。

　開局60周年を記念した連続ドラマ「95」（4月8日スタート、月曜後11・06）は、King＆Princeの高橋海人（24）が主演を務める。「95」は阪神大震災や地下鉄サリン事件が起きた、世紀末の空気漂う1995年を描いた早見和真氏の同名小説が原作。1995年の渋谷を舞台とし、高橋は品行方正だったが人の死に直面して人生が一変する高校生を熱演する。

　元Kis―My―Ft2の北山宏光が、滝沢秀明氏が代表を務める「TOBE」タレントとして初めて主演を務めるドラマ「君が獣になる前に」（4月5日スタート、金曜深夜0・12）は、ヤングマガジンで連載されたさの隆氏による同名漫画が原作。北山は、死傷者666人の史上最悪の毒ガステロ事件を起こした幼なじみを調べるうちに、何者かに殺され過去にタイムリープする葬儀社社員を演じる。

　また、堀田茜主演の「好きなオトコと別れたい」（4月3日スタート、水曜深夜0・30）は、デジタル恋愛コミック誌「comic　tint」(講談社)に掲載され、同世代の読者から共感の声を集めた藤緒あいによる同名漫画が原作。

　さらに「25時、赤坂で」（4月18日スタート、木曜深夜0・30）では、「on BLUE」で連載中の夏野寛子氏による同名漫画を映像化。原作は累計120万部超えで、BLアワード2023ではWランキング(シリーズ部門、ドラマCD部門)1位を受賞した超人気作品。駒木根葵汰、新原泰佑が出演する。

　昨年10月放送の日本テレビのドラマ「セクシー田中さん」の原作者で漫画家の芦原妃名子さん（享年50）が急死した問題もあり、原作のある作品の映像化への向き合い方に注目が集まる昨今。同局の工藤仁巳コンテンツ編成部長は、「『セクシー田中さん』のこともありました。これまでも、もちろんドラマプロデューサーが丁寧に原作サイド、出版社の方と話してきたつもりです」とし、「今一度、改めてこれまで以上に丁寧に話をして、お互いの理解と納得のもとやりましょう…という方針の確認をしました」と思いを明かした。

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