日テレ「２４時間テレビ」になにわ男子抜擢 〝本命〟Snow Manは断念

　本命は〝キンスノ〟だったという。ジャニーズ事務所の７人組アイドルグループ「なにわ男子」が、今年の日本テレビ系「２４時間テレビ」（８月２６～２７日放送）のメインパーソナリティーを務めることになった。ただ、日テレが当初、想定したのは、メンバー３人が脱退する「Ｋｉｎｇ＆Ｐｒｉｎｃｅ」、そして「Ｓｎｏｗ　Ｍａｎ」だったようで…。

　１７日放送の「ｎｅｗｓ　ｚｅｒｏ」で今年の「２４時間テレビ」のメインパーソナリティーがなにわ男子と発表された。デビュー２年目のグループが初の大役に挑む。ほかに、チャリティーパーソナリティーとして女優の芦田愛菜が起用された。

　なにわ男子と芦田は「新社会人世代」代表として子どもたちや環境、ＳＤＧｓなどを自ら取材、発信していくという。

　同番組のメインパーソナリティーはかねてジャニーズの〝指定席〟。０３年の「ＴＯＫＩＯ」から２１年連続でジャニーズアイドルが務めている。そのため、今年の注目もどのアイドルが起用されるか…だった。

　なにわ男子が抜てきされ、フレッシュな印象をうかがわせるが、日テレサイドは当初、他のグループを本命にしていたという。同局関係者の話。

「キンプリです。２１年の『２４時間テレビ』で初めてメインパーソナリティーを務め、日テレ系でもレギュラー番組『Ｋｉｎｇ＆Ｐｒｉｎｃｅる。』を持つので今年、２回目のメインパーソナリティーに決まるはずでした。ただ、メンバーの脱退があり、その線が消えました」

　昨年１１月に、平野紫耀ら３人が２３年５月２２日にグループを脱退すると発表された時点で幻に終わった。直後に日テレが白羽の矢を立てようとしたのが、Ｓｎｏｗ　Ｍａｎだった。

「日テレに彼らのレギュラー番組はありません。他局はデビュー（２０年１月）前からバラエティー番組に起用していたけど、日テレだけはデビューしてから使うようになった。民放では最もＳｎｏｗ　Ｍａｎとの関係性が薄いんです。だから、この１年、〝ジャニーズ詣で〟を続けていたけど、叶わなかったそうです」（前出関係者）

　起用できればグループとして初のメインパーソナリティーだったが、Ｓｎｏｗ　ＭａｎはＴＢＳ系「それＳｎｏｗ　Ｍａｎにやらせて下さい」が今月から金曜午後８時のゴールデンタイムに進出するなど、とうにＴＢＳとの関係を深めていた。

　Ｓｎｏｗ　Ｍａｎは今やジャニーズ随一の勢いで、ファンクラブ会員数は活動休止中の嵐に次ぐ２位。メンバー個々の活動も充実しており、舞台「滝沢歌舞伎ＺＥＲＯ　ＦＩＮＡＬ」（～３０日　東京・新橋演舞場）のチケットは全日完売している。メンバーでは目黒蓮の人気が高い。

　かたや、抜てきしたなにわ男子も日テレにレギュラー番組はない。Ｓｎｏｗ　Ｍａｎ同様に関係性は薄いが…。

「来年以降にＳｎｏｗ　Ｍａｎをメインパーソナリティーにするため、今年はジャニーズの要望通り、なにわ男子に決まった。Ｓｎｏｗ　ＭａｎはＴＢＳが〝お抱え状態〟ですが、日テレはレギュラー番組や特番をＳｎｏｗ　Ｍａｎに持たせていき、関係構築を狙っています」（同）

　ジャニタレが長年、続くことに視聴者が食傷気味にならなければいいが…。

https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/260656