「紅白にジャニーズ出演0組示唆」で視聴率低迷も…　NHKが“ウルトラC”に期待する『3組の大物』　中森明菜、小田和正、B’z

「紅白にジャニーズ出演０組示唆」で視聴率低迷も…NHKが“ウルトラC”に期待する「3組の大物」

ジャニーズタレントを起用しない方針で調整が行われる中、キャスティングについては局内でも試行錯誤が続く。司会にはタレントの有吉弘行を抜擢した

　NHKは『第74回紅白歌合戦』司会者を発表し、タレントの有吉弘行（49）と女優の浜辺美波（23）を初めて、橋本環奈（24）を２年連続で大役に抜擢した。今後、注目を集めるのは出場者の動向だ。現状についてレコード会社関係者が内情を語る。

「NHKの稲葉延雄会長は９月の定例記者会見でジャニーズ所属タレントの新規起用を見送り、紅白には出演させない可能性を示唆しました。NHKのジャニーズへのスタンスは厳しく、記者会見で“指名候補記者・指名NG記者リスト”が使われたことを看板番組『ニュース７』で報道。さらにその後、故・ジャニー喜多川氏がNHK内のトイレで当時高校生だった30代男性が性被害に遭ったとの証言を報じています」

　NHKに追従する形で民放各局もジャニーズ事務所に対し、徐々に厳しく向き合い始めているが、一連の騒動が紅白へ与える影響はないのだろうか。レコード会社関係者が続ける。

「紅白歌合戦は’21年に過去ワースト１位の視聴率34.3％を記録するなど低視聴率に苦しんでいます。昨年はジャニーズタレントを６組起用し、なんとか視聴率35.3％と踏みとどまりましたが、今年は出演ゼロの可能性があり、さらに厳しい結果が予測されます」

　虎の子のジャニーズタレントの起用に目途が立たないNHK。そんな中、視聴率回復の起爆剤としてオファーを検討している３組の大物アーティストが存在するという。

“３組の大物”とは誰か。芸能プロ関係者が明かす。

「一人目は中森明菜（58）です。’14年にスペシャルゲストとしてニューヨークのレコーディングスタジオから生中継で登場し、大きな反響を呼びました。ここ数年のリバイバルブームも後押しし、彼女の出場を願う声は多数あります。しかし長年の体調不良もありますので容易ではない。それでも実現すれば大きな目玉になることは間違いありません。

二人目は小田和正（76）です。オフコース時代からテレビに強い不信感を抱いていてめったに番組出演しないことは有名。特に『紅白』に対しては『自分にとって紅白に出ることは偏見がある』と語るほど信条が強く、出演の可能性は限りなく低い。ですが、主題歌を担当する人気ドラマ『正直不動産』のスペシャル特番と続編が年明けに放送予定であり、一縷の望みにかける状況です」

　両者とも日本を代表するアーティストで、出場となれば大きな話題を集めることは間違いない。ただ、再三にわたるオファーを出したものの実現していない事情を踏まえれば、今回も難しいだろう。そんな中でもNHKが一際こだわりをみせる“本命”がいる。それがB’zだ。

「’08年に『NHKスペシャル B’zメガヒットの秘密～20年目のB’z～』で稲葉浩志（59）と松本孝弘（62）の２人に長期密着取材を敢行し、大反響を呼びました。それ以来関係は続いており、さらに今年に入りNHKへの出演が増加しています。５月には稲葉さんが『ニュースウォッチ９』で単独インタビューに応じ、７月には『クローズアップ現代』のB’z特集に、稲葉さんと松本さんの２人が出演しました。さらに今年はデビュー35周年のメモリアルイヤー。節目を締め括る舞台が初出場の『紅白』となれば、双方の思惑が一致しても不思議ではありません」（同前）

　ピンチに陥る『紅白』を救う存在は誰か。その行方に期待が高まる。